「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
という古いことわざがあります。
これは敵のことを知り、そして自分のことも知り尽くせばどのような勝負であろうと負けることはない、とうたったものですね。
そして、このことわざからわかることは、リサーチ(調査)の重要性です。
起業するとき、自分の商品やサービスをいかに買っていただくか?どのようなライバルがいるのか?まさに敵を知り己を知らないと商売は成り立ちません。
今回は、起業前にはとくに重要なリサーチについてお話していきましょう。
起業前にリサーチ(調査)が大切なワケ
リサーチは起業してからも常にしていくものですが、とくに起業前や起業初期には重要なものです。
まず、リサーチをしていろいろ調べていかないと顧客はなにが欲しいのか?なにを望んでいるのか?理解することができません。
そして、その顧客に商品やサービスを提供しているのはどのような人たち(ライバル)か?どのような提供方法をしているのか?がわからないと、その人たちより売れることはありません。
また、リサーチすることにより世間の流れ、トレンドなどか把握でき、世間はいまどのような状態にあるのか?わかりビジネスがすすみやすくなります。
リサーチには大きく分けて3つおこなうことがあり、
・ライバルのリサーチ
・市場のリサーチ
となっています。
顧客のリサーチというのは、あなたがターゲットにしているお客さまが望んでいるものや欲求を調べていくことです。
違い言い方をすると、お客さまはなにに悩んでいるのか?どうなればそのお客さまは幸せになるのか?
お客さまが満たされたいことを調べ上げ、その解決策を提示するために必要なリサーチです。
ライバルのリサーチというのは、あなたと同じような商品やサービスを提供しているライバルがどのように販売しているのか?お客さまに対してどういった手法を使っているのか?調べることです。
ライバルの動きを知ることで自分の動きを作りやすくなり、お客さまに対してのアプローチを考えやすくなります。
最後に市場のリサーチというのは、どのようなものが世間では人気がありトレンドなのか?どのようなものを購入傾向にあるのか?などを調べることです。
流れやトレンドを知ることでムダを省くことができ、より効果的な方法を見つけやすくなります。
リサーチをおこなうときは、上記の3つを念頭においておこなうと良いでしょう。
ライバルに差をつけるリサーチ方法とは
ここまでリサーチの大切さについてお話してきましたが、ここからは実際のリサーチ方法についてお話していきましょう。
まずリサーチの方法はオンラインでのリサーチとリアルでのリサーチ、大きく2つに分かれます。
オンラインというのはインターネットを使う方法、リアルというのは実際に場所に出向いたりコミニュケーションを交わしてみる、ということです。
それぞれ2つのやり方について見ていきましょう。
オンラインでのリサーチ
いまやインターネットで調べられないことはないほど、さまざまなことを調べられます。
ライバルのホームページを見てどのような販売方法か?価格は?購入ボタンを押すまでの流れは?などをリサーチすることができ、それによって自社のホームページ改善につなげられます。
また、あなたがターゲットにしているお客さまはなにに悩んでいるのか?を調べるのはyahoo知恵袋などのQ&Aサイトが役立ちます。
お客さまが悩んでいそうなことを検索窓に入れ検索してみることで、どういったことを解消できればお客さまは幸せになるのか?というのがわかり、それに応じて販売方法やサービス内容を決めたり変更することができます。
リアルでのリサーチ
リアルでのリサーチはインターネットと違い、より生の声や現状を把握することができます。
例えばあなたのライバルとなる人たちの商品やサービスを実際に買ってみたり受けてみることで、どのような対応をしているのか?どのように満足が得られるのか?などがわかり、自社の商品やサービスに反映することができます。
また、これは少し勇気がいりますが、ライバルの商品やサービスを買ったりサービスを受けた人に声をかけ、なぜそれを買ったのか?聞いてみることで、より深い悩みを聞くことができます。
まとめ
いかがでしたか?起業前、または起業した後にもリサーチをすることはとても有効なことであり、ライバルに差をつけるには重要なことです。
逆にリサーチをしていないとお客さまの悩みやライバルがなにを提供しているか?知ることができずお客さまがあなたの商品やサービスを選ぶ理由がなくなります。
お客さまが購入するまでの道筋を立てるため、お客さまの悩みを理解するため、しっかりとリサーチすることが大切です。
この記事を書いた人

心理カウンセラー&ライター。これまでこころの病や生活での悩み事、夫婦関係、恋愛など、約4,000人のカウンセリングをおこないながらライターとして様々なメディアにて執筆活動をしている。読む人のこころが軽くなれば、ということを意識しながら読みやすさとわかりやすさを常に考え、日々活動している。