私の仕事は彩色師

《仏像を作ると言う仕事》

 

私の仕事は 安田明玄制作の仏像に彩色や金箔を貼る仕事をしています。

 

仏像を作ると言っても人間がコツコツと

 

(ほんとにコツコツという言葉がぴったりです。)

 

作って行きます。

 

 

ご飯を食べる時に 「いただきます^_^」と言って食べますが、

 

そこに至るまでには

 

稲を植え、草を引き、毎日水の管理をして、刈り入れ

 

農家さんから、販売所に

 

そして買って

お母さん又はお父さんが調理してやっと食べられます。

 

 

仏像も同じ

 

何百年も育った木を切って

 

製材して. 数年寝かして 乾かし

 

まず 「雛形」を作って

 

大きい仏像だといくつかのパーツに分けて

 

彫刻して行きます。

 

長い時間がかかる間には

 

突然思わぬアクシデントがあることもあります。

 

健康は一番気をつける所はもちろんですが、

 

(今まで守られているのか、病気はほとんどありません!これは自慢)

 

木によっては、特に楠の木は

 

何年も乾かしていても

 

急に反って来たり、節があったりと抵抗があります。

 

木も生き物

 

季節によって乾燥してひび割れしたりと

 

いろいろあります。

 

どんなことがあっても

 

修復の技術があるので大丈夫ですが、

 

時間はかかります。

 

そうしてやっと出来上がります。

 

この仕事をしていると

 

世間から遠のいている気がする事があります。

 

日々ほとんどの時間 木と向き合って制作しています。

 

気がつけば、一年過ぎてしまった!

 

なんて事も!

 

 

昨日テレビで

 

お父さんの仕事を家族がこっそり見る

 

という番組がありました。

 

感激して涙がでてきましたが、

 

主人は、自宅で制作しているので

 

子供達も 私もその姿をずっ見てきたので

 

この家族と同じ、とても気持ちがわかります。

 

私の思いは 一つだけ

 

主人の彫った仏像をより一層良くなります様に

 

彩色と截金をしています。

この記事を書いた人

安田 洋子


安田素彩(洋子・62歳) 高校を卒業後 友禅染・テキスタイルデザイナーをしていました。 25歳で仏像彫刻をしている夫と結婚 30代は水彩画・日本画を描きながらアルバイトで帯や着物の柄を描いていました。 40歳 琵琶湖ホテルの客室画84室制作(水彩画)     截金・仏像の彩色を始める 42歳 全日空ホテルの屏風絵12曲 制作(アクリル) 本格的に仏像の彩色・截金を仕事として始める 53歳 夫(安田明玄)の東京高島屋での個展      すべての作品に彩色・截金を施す。         二年後二度目の東京高島屋での仏像展 安田素彩として、仏像の彩色・截金 仏画師として作品多数あります。 3尺の大日如来・3尺不動明王・3尺11面観音・3尺釈迦如来 役の行者・など