大日如来

<<大日如来>>

 

これから、少しづつ仏像の事、

 

好きな仏像なども紹介しながら書いていきたいと思います。

 

 

如来の中でも 宇宙を象徴する大日如来は特別な仏像です。

 

如来なのに 宝冠をかぶり 胸飾りや耳飾り(イヤリングですよね)

 

椀釧(わんせん・手首)臂釧(ひせん・腕)など飾りがあります。

 

宝冠は5体の仏が描かれた豪華な宝冠をかぶり、、まさしく如来の王様?

 

知恵の象徴を現しているそうです。

 

豪華な装身具は大日如来の徳を現しているのだとか!

 

これは女の人

 

最近は男でもピアスなどをする人が多いので気分的にはわかりますよね。

 

 

どんどん横道にそれていくので、話を戻すと

 

大日如来はそんなお姿をされています。

 

あっそれから

 

髪型も如来の螺髪と言ういわゆるパンチパーマのような髪型ではなく

 

(意味があるのですが、表現としてわかりやすいので、ここでは形だけイメージしてください。)

高い髻を結った菩薩のような髪型をされています。

 

なぜか?調べてみたのですが、

 

よくわからないのでご存知の方は教えていただきたいですが、

 

思うに、宝冠をかぶる時にスタイルとして美しく見えるのだろうと思います。

 

 

仏像として大日如来像

 

金剛界の大日如来と胎蔵界の大日如来ではその手の印が違ってきます。

 

 

 

金剛界とは 

 

金剛というのは硬い揺るぎのない鉱物ではダイヤモンを思い浮かべますが、

 

密教では、金剛界の大日如来はすべての煩悩を打ち砕く「智」知恵の世界を

 

智拳印と言う印を結んで金剛界の中心におられます。

 

智拳印は左手の人差し指を立て、

 

その人差し指を右手で握っているそんな手の印をされています。

 

 

胎蔵界とは

 

胎蔵と言う漢字のまま、

 

母胎に例えて仏の菩提が一切を包みこむような世界観を現しています。

 

母親が子供を育てるようにすべてのものを包み込んで、

 

優しく理性をもって見守り育てる

 

そんなイメージでしょうか!

 

金剛界の「智」に対して

 

胎蔵界は「理」を現していると言われています。

 

 

仏像では金剛界の智拳印に対して

 

胎蔵界の仏像は法界定印と言って

 

結跏趺坐した腹部の前で左右の手のひらを重ね

 

両手の親指の先を合わせた そのような姿をされています。

 

 

「智」と「理」

 

両方の世界を合わせて大きな大きな大宇宙を現しているとされています。

 

おおよそのイメージは出来たでしょうか?

 

そのようなことを理解して仏像を見てみると

 

また違った発見があるかもしれませんね。

 

私がお参りする石山寺の大日堂に

 

快慶作の智拳印を結んだ金剛界の大日如来像があります。

 

紅葉もきれいなのでぜひ行ってみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

安田 洋子


安田素彩(洋子・62歳) 高校を卒業後 友禅染・テキスタイルデザイナーをしていました。 25歳で仏像彫刻をしている夫と結婚 30代は水彩画・日本画を描きながらアルバイトで帯や着物の柄を描いていました。 40歳 琵琶湖ホテルの客室画84室制作(水彩画)     截金・仏像の彩色を始める 42歳 全日空ホテルの屏風絵12曲 制作(アクリル) 本格的に仏像の彩色・截金を仕事として始める 53歳 夫(安田明玄)の東京高島屋での個展      すべての作品に彩色・截金を施す。         二年後二度目の東京高島屋での仏像展 安田素彩として、仏像の彩色・截金 仏画師として作品多数あります。 3尺の大日如来・3尺不動明王・3尺11面観音・3尺釈迦如来 役の行者・など