<<如来>>
さて 仏像が作られるようになったのは、紀元前1世紀末頃とされています。
その起源は
ずーっとさかのぼった紀元前5世紀ごろ
仏教の開祖お釈迦様が誕生して、つらい苦行の末悟りを開いて仏陀となりました。
それでも、そのお姿を偶像にする事はタブーとされ、
初めは仏足石を石に刻み信仰の対象としていました。
そして、紀元前1世紀末頃
悟りの境地に至った釈迦の姿を現した仏像が
インドのガンダーラで作られたのが始まりと言われています。
「釈迦如来」
お釈迦様は、手塚治虫さんの漫画などでもよく知られていますが、
出家をして悟りを得てブッダになる前は
もともと王族の出身で、きらびやかな衣装をまとっていました。
如来は、その悟りを開いて仏陀となった釈迦の姿を現して
質素な1枚の布を体に巻き付けて、何も持たないお姿をされています。
身近な如来として
「お薬師様」と親しみを込めて呼んでいる
」
薬師如来があります。
この如来様はだけは、👍に薬壺を持っています。
そしてもっと身近な
「阿弥陀如来」
お仏壇の中に居られる仏像です。
阿弥陀様は極楽浄土に居られて
「南無阿弥陀仏」とお唱えすると極楽浄土に導いていただける
ありがたい仏様です。
そして
「大日如来」
大宇宙の中心にあって宇宙そのものを神格化した仏像です。
大日様も「如来」ですが、
宝冠も宝飾品も身に着けている。
一体どういう事?って思いますよね。
如来の中でも格別な仏像で
最高位の位と徳を現していると言われています。
この記事を書いた人

安田素彩(洋子・62歳) 高校を卒業後 友禅染・テキスタイルデザイナーをしていました。 25歳で仏像彫刻をしている夫と結婚 30代は水彩画・日本画を描きながらアルバイトで帯や着物の柄を描いていました。 40歳 琵琶湖ホテルの客室画84室制作(水彩画) 截金・仏像の彩色を始める 42歳 全日空ホテルの屏風絵12曲 制作(アクリル) 本格的に仏像の彩色・截金を仕事として始める 53歳 夫(安田明玄)の東京高島屋での個展 すべての作品に彩色・截金を施す。 二年後二度目の東京高島屋での仏像展 安田素彩として、仏像の彩色・截金 仏画師として作品多数あります。 3尺の大日如来・3尺不動明王・3尺11面観音・3尺釈迦如来 役の行者・など